
「ベースワックスは何度も仕込む必要がない」
最近、SNSなどでもこうした意見を見かけます。
確かに、何度も施工する必要がない板もあります。
しかし、滑走面の状態や使用目的によって、必要なベース仕込みは変わります。
今回は、HAYASHIWAXが考えるベース作りについてご紹介します。
■ なぜベースワックスを仕込むのか?
主な目的は4つ。
① 滑走面の汚れを除去する
柔らかいワックスを使ったホットクリーニングで汚れを取り除きます。もちろん液体クリーナーでも除去可能です。
② 毛羽立ちを抑え、摩擦抵抗を減らす
特にサンディング仕上げの滑走面は、新品でも毛羽立ちが目立つ場合があります。ワクシングとスクレーピング、ブラッシングで滑走面を整えます。
③ 硬いベースを作り、持続性を高める
柔らかいワックスから徐々に硬いワックスへ。段階的な施工とスクレーピング、ブラッシングによって汚れや毛羽立ちを取り除き、最終的に硬いベースへ仕上げます。
ただし、すべての種類を仕込む必要はありません。板の状態に合った方法を選びましょう。
④ トップワックスやリキッドワックスの持続性を高める
整ったベースを下地にすることで、シーズン中のワックス性能を安定させ、持続性の向上につなげます。
■ 滑走面の素材によっても違う?
シンタードソールは一般的にワックス保持性に優れ、ベース仕込みが重要です。
一方、エクストルードソールは比較的メンテナンスが簡単で、簡易ワックスをこまめに使用する方法もおすすめです。
■ 毎年、何度も仕込む必要はある?
必ずしも必要ありません。
昨シーズンにしっかりベースを作り、滑走面の状態が良好であれば、何度も施工する必要はありません。
一方、新品の板や毛羽立ちが目立つ板、競技で滑走性能を追求する場合には、より丁寧なベース作りをおすすめします。
■ HAYASHIWAXおすすめのベース仕込み
🔵 しっかり作り込む派
BASE MISSIONシリーズ
01【1回】→ 02【2回】→ 03【2回】
新品の板や滑走面の状態が悪い板、滑走性能を重視する方におすすめ。
🟢 簡単に済ませる派
NF-00【1回】→ HB【1回】
昨シーズンもワックスを施工しており、ベースコンディションが良好な板におすすめ。
※施工回数は推奨目安です。板の状態に合わせて調整してください。
※レーサーなど、より高い滑走性能を求める場合は、上記より施工回数を増やし、さらに丁寧にベースを整えることをおすすめします。
■ ベース仕込みは、あくまでも土台作り。
ベース仕込みだけですべてが決まるわけではありません。
シーズン中もこまめにワクシングを行い、実際に雪の上を滑走すること。
その繰り返しによって、滑走面のコンディションが整い、より走るソールへと仕上がっていきます。
大切なのは施工回数の多さではなく、板の状態に合ったメンテナンスを行うこと。
必要な施工を、必要なだけ。
シーズン前の今こそ、ベース作りを始めましょう!