斯波正樹選手に関するご報告
このたび、2026年2月8日に開催された
ミラノ・コルティナオリンピック
スノーボード・パラレル大回転競技において、
斯波正樹選手がフッ素検出により失格(DSQ)となりました。
日頃より弊社製品ならびに斯波選手を応援してくださっている皆さまに、
多大なご心配をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。
本件につきましては、斯波選手ご本人より報告を受け、
時系列に沿って事実関係の確認を進めてまいりました。
斯波選手を含むチーム選手は、今シーズンを通じてワールドカップ等の国際大会において、
弊社ハヤシワックス製品を使用し転戦しており、
これまでフッ素検査において陽性となった事例は一度もございません。
今回のオリンピックでは、
レース前のワクシング工程において、チーム選手が異なる場所に宿泊し
専属サービスマンによるワクシングを行ってもらうことができなかった。
そのため、コーチにワクシングを依頼した。コーチは弊社ワックスに対しての施工経験が無かったため
他国チーム側で使用されていた海外製ワックスを施工した。
という事実が、選手本人の説明により確認されています。
この点を踏まえ、
弊社ハヤシワックス製品からフッ素が検出された事実は一切ない
ということを、メーカーとして明確にお伝えいたします。
本内容は、選手本人からの報告および、
現時点で確認できている情報に基づき、お伝え可能な範囲で公表しております。
斯波正樹選手 本人からのメッセージ
自分のコーチにハヤシワックスのベースワックスおよびレースワックス一式を袋に入れて手渡しており、
当初はそれらを使用してワクシングしてもらっているものと認識していました。
しかしレース前夜、ワクシングの途中で一度夕食のために戻った際、
「今◯回目を塗っている」
「他国チームのサービスマンと同じ内容をすべて教えてもらって塗っている」という趣旨の説明を受け
その時点で初めて、渡していたワックスとは異なる内容が含まれている可能性を認識しました。
ただし、すでにレース前夜の遅い時間帯であったこともあり、
その場で強く踏み込んだ確認や変更を求めることができず、
結果として、そのまま競技に臨む判断となってしまいました。
この点については、
私自身がもっと強く意思表示すべきだったと深く反省しております。
そして何より、ハヤシワックス様に対して申し訳ない気持ちを抱いたのが、まさにこの前夜のタイミングでした。
現在、一部の新聞およびメディア報道において、
あたかも本件において弊社ハヤシワックス製品が使用されていたかのように受け取られる表現が確認されています。
しかしながら、選手本人からの報告および現時点で確認できている事実関係から、
本件において弊社ハヤシワックス製品がフッ素検出の原因となった事実は一切ございません。
弊社といたしましては、
今後も事実に基づいた正確な情報発信に努めるとともに、
事実と異なる、または誤解を招く表現に対しては、
必要に応じて関係各所へ厳重に抗議し、適切な対応を求めてまいります。
改めまして、
ユーザーの皆さま、関係者の皆さまにご心配をおかけしましたことを、
深くお詫び申し上げます。
弊社は今後も選手の皆さまに安心してご使用いただける製品づくりに真摯に向き合い、
信頼に応え続けてまいります。
また、困難な状況の中でも誠実に競技と向き合い続けてきた
斯波正樹選手を引き続き応援してまいります。
今後とも、ハヤシワックスならびに斯波正樹選手へのご理解とご支援を賜りますよう、
何卒よろしくお願い申し上げます。
[補足]
今回ワックス施工を担当されたコーチは、斯波正樹選手が長年にわたり絶対的な信頼を寄せている指導者です。
今回のフッ素検出については、現時点では原因を断定できておりません。
また、斯波正樹選手はこれまで常に弊社フッ素フリーワックスを使用しており、今回ワックスを使用できなかった背景には、個人だけの問題ではなく、サポート体制を含め様々な要因が関係しています。
斯波選手は常に真摯に競技と向き合っている素晴らしいアスリートであり、憶測に基づき特定の個人や関係者を非難することのないよう、冷静なご理解とご配慮をお願い申し上げます。
ハヤシワックス
代表 林 真子