先日、FISホームページにて
『 2020-2021シーズンよりFIS大会でのフッ素使用が全面禁止となる 』と発表されました。
詳しくはFISページから↓
この度のFIS決定内容に関して、多くのユーザー様よりお問い合わせをいただいております。
SAJ (全日本スキー連盟) に確認したところ
FISの決定事項や詳しい詳細を現在確認中とのご返答をいただいております。
当社では10年前の開業当初からフッ素問題※₁ を想定し
人体や自然環境に配慮した生態的、生物学的な環境負荷が少ない撥水性の研究に取り組みながら
ワックス開発を進める一方、フッ素を超える滑走添加剤の研究も進めてまいりました。
今後状況がどう変わっても、進化し続ける滑走性・持続性をお届けしてまいります!
今朝、工房の周りは雪景色になりました。
いよいよシーズンインですね☆
皆様、今シーズンもハヤシワックスで滑走宜しくお願いいたします(^^)/
※₁ 有機フッ素系化合物 ( C8 ) の規制について
米国で自主削減・全廃を図る取組が進められてきたPFOA。 有機フッ素化合物PFOA(パーフロロオクタン酸)は、自然界には元々存在しない物質です。炭素(C)が8個含まれていることからC8と呼ばれることもあります。 PFOA(パーフルオロオクタン酸)の他に、PFOS(パーフルオロオクタンスルホン酸)・長鎖PFCAs(PFOAよりも炭素数の多いパ-フルオロカルボン酸)、これらは安定した化合物で、自然環境中で分解されにくく、環境残存性もあります。生体に摂取された場合は、生体からの排出が遅いことから、蓄積する可能性があります。これらの理由から、環境・安全上の懸念材料とされてきました。 ここ近年、こうしたC8による環境問題が日本でも取りざたされるようになりましたが、当社では開発当初よりPFOA懸念(C8問題)を深刻に受け止め、生態的、生物学的な環境負荷が少ない、C6以下フッ素化合物を使用し開発・製造を行ってきました。 有機フッ素系化合物は、炭素数が大きいほど(C8等)分子も大きく撥水性能に優れ、逆に炭素数が小さいほど撥水性能が発揮できないという性質があります。 ハヤシワックスでは、「安全性と撥水性能の両立」という課題を克服し強力な撥水性を可能にしてきました。