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春の悪雪対策に

3月に入り大会シーズンが続いてますが、工房には今年も日本特有の「滑走性を妨げる雪質」の情報が
全国の雪山より届いています。
例年のことですが黄砂・PM2.5など大陸から偏西風に乗って飛散される汚れにプラスして
花粉飛散量は今年も前シーズンを上回る予報となっています。

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大会バーンでは硫安対策も必須となりそれに加え、湿雪かと思いきや急な降雪等々、、、

千変万化する自然を前に板が走らなくなる経験をされた方も多いのでは。。。
そんな春雪での大会ワックス選択をお伝えします。

< 大会用ベース選択 >
硬めのベース ( NF-02・NF-03 ) でホットワックスし仕上げることが有効です。
その際、RMUかTS-NF-03を少量ミックスさせると尚効果的です。

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硬いワックスの扱いになれているユーザー様には、HB ( 硬度調節用ワックス ) を
上記ワックスに更に少量ミックスし仕上ることで、滑りの抵抗となる雪との摩擦を軽減させ・汚れが付着しにくいソールをつくることができます。

hb


予測の難しい雪質や天候には。。。。
上記の硬いベースに、
当日の状況を見極めてからスタートワックスで対応していただくことで、選択ミスを避け滑走することが可能となります。

※ハヤシワックス「ベースのチカラ」は、オフシーズンにベースワックスを繰返しホットワックスしていただく「ベースづくり・ベース仕込み」によって、その性能を最大限引き出し、シーズン中の滑走をしっかりとサポートします。今シーズン滑り渋る日があったと感じた方は是非「ベースづくり」を行ってみてください。詳しくは Webカタログ「ハヤシワックス レーシングフローチャート」
をご覧ください。

大会前日から気温上昇・湿雪等の天気が予測できる状況では
SHF / NTR / RSDwet / BL (アディティブワックス) 等のフッ素系ワックスを入れることをお勧めします。その際、上記の硬いベースを若干残した上にTOPを入れ、硬いベースとなじませるようにホットワックスすることで、春の悪雪に対応する硬いTOPを完成させることができます。

※ HBをTOPワックスにミックスさせることでも上記のような硬いTOPを簡単につくることができます。

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そしてワクシングで「一番大切」といっても過言ではないのがブラッシングです。
しっかりブラッシングに時間をかけ仕上げて下さい。

シーズン終わりまで、ハヤシワックスで戦われる皆様を応援しております!

お問い合わせはお近くの取扱店 or ハヤシワックス まで。
ハヤシワックス取扱店はこちらから → https://hayashiwax.jp/shoplist/

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